脊柱管狭窄症のつらいときに控えたい5つの行動
1. 背筋を伸ばして長時間立ち続ける
よく「姿勢を正しく」と言われますが、脊柱管狭窄症の方にとって、**腰を反らせた姿勢(いわゆる“良い姿勢”)**は神経への圧迫を強める可能性があります。
特に長時間の立ち仕事や料理中、洗面所で前かがみにならず立っているだけでも、腰部にストレスがかかることがあります。
✅ 対策:
・腰を軽く丸めた姿勢を意識(※痛みが和らぐ姿勢が基本)
・可能であれば椅子や台を使って片足を少し乗せると腰への負担を分散できます。
2. 歩きすぎる/我慢して歩き続ける
「歩かないと筋力が落ちる」と思って無理に歩きすぎてしまう方もいますが、症状が強く出ている時期に長距離を歩くことは逆効果です。
神経への刺激が蓄積し、数日後に強く症状が出てしまうケースも見られます。
✅ 対策:
・10〜15分など短時間の歩行→休憩のサイクルを意識
・歩行時は杖やシルバーカーの使用もおすすめ(前傾姿勢が取りやすく、腰の負担が軽減)
3. あぐらや横座りなどの床生活
床に座る姿勢(あぐら・横座り・正座)は、骨盤や腰に過剰な負担をかける座り方です。特に長時間のあぐらは、腰部の神経圧迫を悪化させる原因になります。
✅ 対策:
・椅子に座る生活に切り替える
・クッションや背もたれを使い、骨盤が立つように調整するとより快適です。
4. 急な方向転換や腰をひねる動作
ふとした拍子に腰を捻る動作(洗濯物を干す・後部座席の物を取るなど)は、腰椎への圧迫を一気に強めてしまう可能性があります。
✅ 対策:
・身体全体でゆっくり方向を変える
・物を取る時はできるだけ身体を正面に向けてから動作する
5. 自己流のストレッチや体操
「よくなるなら何でも試したい」と思う気持ちは自然ですが、自己流のストレッチや反り腰を強調するエクササイズは、神経への刺激を強めるリスクがあります。
特に「反るストレッチ」「腰を強くひねる運動」は要注意です。
✅ 対策:
整体院LifeAwardでは、その方の体の状態に合わせて、安全で無理のないセルフケアをご提案しています。
自己判断せず、専門家のアドバイスを受けて進めるのが安心です。
まとめ:無理をしない行動が回復の近道に
脊柱管狭窄症は、「こうすれば絶対に良くなる」というものではなく、症状の波に合わせて生活の仕方を調整していくことが大切です。
その中でも「控えた方がいい動作」を知っておくことで、つらさの悪化を防ぎ、より快適な毎日を過ごしやすくなります。
整体院LifeAwardでは、日常生活のアドバイスやセルフケアの方法も丁寧にお伝えし、その方に合った施術と環境調整をサポートしています。
「どの動作がいけないのかわからない」「どうやって生活を変えたらいいのか不安」という方も、お気軽にご相談ください。