そもそも、痛みとは何ですか?―疼痛解説コラム―
「首が痛い」「腰が痛い」「足がしびれる」…
私たちは日常の中で「痛み」という言葉を当たり前のように使っています。しかし、その「痛み」とは一体何なのでしょうか?そもそも、どうして痛みは生じるのでしょうか?そして、その痛みの正体をしっかりと理解することが、なぜ体の不調の改善につながるのでしょうか?
今回は、そんな誰にとっても身近で、でも意外と深く考えたことがない「痛み」について、整体院LifeAwardの視点から、医学的な知識も交えつつ、わかりやすく解説していきます。
「痛み」の医学的定義
痛みの正式な医学用語は「疼痛(とうつう)」といいます。
世界保健機関(WHO)は、痛みについて次のように定義しています。
「実際に、または潜在的に組織が損傷されつつあるときに生じる、不快な感覚および情動体験」
つまり痛みとは、単に「どこかが壊れているサイン」ではなく、**心の状態(情動)**も大きく関わる複雑な感覚なのです。
痛みの原因は「壊れていること」だけではない
多くの方が「痛み=どこかの組織が傷んでいる」と思い込んでいます。確かに、骨折や捻挫などではその通りです。しかし、実際にはレントゲンやMRIで異常が見つからないのに痛みがあるというケースは非常に多く存在します。これを「非特異的疼痛」と呼びます。
日本でもっとも多い腰痛の約85%がこの非特異的腰痛であり、明確な器質的異常(ヘルニアや骨の変形など)がないにも関わらず、痛みや不調に悩まされる人が後を絶ちません。
「痛いところ=原因の場所」ではない
痛みがあると、多くの人は「そこが悪い」と思ってしまいます。
ですが、実は痛い場所に原因があるとは限りません。
たとえば、腰が痛くても実際の原因は股関節や骨盤、もしくは背中や足首の動きの悪さにあることもあります。痛みはあくまで「結果」であり、根本的な「原因」は別の部位の機能障害によって引き起こされていることが多いのです。
現代医学における対症療法とその限界
現代の一般的な治療では、痛みのある部位に電気を当てたり、湿布や痛み止めを処方したりといった対症療法が中心です。確かに一時的には楽になるかもしれません。しかし、それは根本的な解決にはなっていないことがほとんどです。
一時的に症状を抑えることは「その場しのぎ」のアプローチに過ぎません。
また「通っても良くならない」と感じる方は、痛みの本当の原因にアプローチできていない可能性が高いのです。
理学療法士が行う「本質的アプローチ」
整体院LifeAwardでは、国家資格を持つ理学療法士が在籍しています。
そのため、医学的知識を土台にした機能的アプローチと徒手療法・運動療法による施術が可能です。
当院ではまず、身体全体のバランスや動きのクセを細かく分析します。その上で、痛みの原因となっている筋肉や関節、神経の状態を見極め、「なぜその部位に負担がかかっているのか?」を解明します。
必要に応じて手技療法(筋膜リリースや関節調整など)や、セルフエクササイズの指導も行い、自分の体を自分でケアできる状態へと導いていきます。
「理解すること」が第一歩
今回のテーマである「痛み」を知ることで、見えてくることがあります。
それは、痛みとは単なる不快な信号ではなく、「体からのメッセージ」であるということ。
そのメッセージに耳を傾け、正しく理解し、そして適切に対応することで、あなたの体は確実に変わっていきます。整体院Life Awardでは、そのお手伝いをすることを使命としています。
最後に:痛みに振り回されない人生へ
痛みは避けられないものかもしれません。しかし、「どう向き合うか」は自分で選ぶことができます。
「痛いから動かさない」「痛いから我慢する」ではなく、「なぜ痛むのかを知る」「どうすれば良くなるかを知る」ことで、あなたの生活は大きく変わります。
もし今、痛みで悩んでいるなら――
その痛みの“本当の原因”を一緒に探してみませんか?
整体院Life Awardでは、あなたの「痛みのストーリー」に真剣に向き合い、根本から改善へと導くサポートを全力で行っています。
あなたの痛みには、理由があります。
だからこそ、解決策もきっとあるのです。