椎間板ヘルニアを悪化させないための注意点
~日常生活で“やりがちなクセ”が、痛みを長引かせる原因かも~
「椎間板ヘルニアと診断されたけど、何に気をつければいいのかわからない」
「薬や湿布で少し楽になったけど、また再発するのではと不安」
「なるべく手術は避けたい…そのために今できることを知りたい」
整体院LifeAwardにも、こうした思いを抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。
椎間板ヘルニアは、日常の姿勢や動作の積み重ねによって悪化することがあるため、症状が軽いうちから「悪化させないための行動」をとることがとても大切です。
今回は、椎間板ヘルニアを長引かせない・悪化させないために、日常生活で気をつけたいポイントを詳しくご紹介します。
椎間板ヘルニアとは?
背骨と背骨の間にある「椎間板」というクッションのような軟骨が、何らかの原因で飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれが起こる状態を指します。
多くの場合、腰に強い負担がかかったことがきっかけとなりますが、悪化の背景には、無意識の姿勢や生活習慣が大きく関係しています。
ヘルニアを悪化させないための6つの注意点
1. 長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークや車の運転など、同じ姿勢が続くことで腰の筋肉が緊張し、椎間板への圧力が高まりやすくなります。
✅ 対策:
- 1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かす
- 座るときは深く腰掛けて骨盤を立てる意識を持つ
背もたれにクッションを入れるなど、腰が丸まりすぎないよう調整
2. 前かがみ・中腰での作業は控える
床のものを取るときや洗顔、掃除機をかける動作など、前かがみの姿勢は椎間板に強い圧力をかけるため注意が必要です。
✅ 対策:
- 物を拾うときは膝を曲げてしゃがむ動作を意識
洗顔時は、片足を少し高い位置に乗せて腰への負担を軽減するなどの工夫が効果的です。
3. 重い物を持ち上げる際は体全体を使う
重い荷物を「腰だけで持ち上げる」と、椎間板への急激な圧力がかかり、再発や悪化につながる恐れがあります。
✅ 対策:
- 持ち上げる前に物に近づき、足・膝・腕を使って持ち上げるよう意識
できるだけ左右均等に持ち、片側に偏らないよう注意しましょう。
4. 就寝時の寝具と寝姿勢を見直す
寝ている間の姿勢や寝具の硬さも、腰への負担に関係します。柔らかすぎるマットレスや沈み込みの強い布団は、腰に悪い姿勢を引き起こしやすいです。
✅ 対策:
- 適度な硬さの寝具を選び、腰が沈み込みすぎないようにする
横向きで膝を軽く曲げる姿勢(胎児のような姿勢)が楽なことが多いです
5. 無理なストレッチや筋トレは避ける
ヘルニアの症状を改善しようとして、自己流で強いストレッチや腹筋運動などを行ってしまうと、かえって椎間板への刺激を強めてしまう可能性があります。
✅ 対策:
- 痛みを我慢して行うのではなく、「痛みの出ない範囲で動かす」ことを基本に
整体院などで自分の状態に合ったセルフケアを指導してもらうことをおすすめします
6. 日々の疲労を放置しない
腰の疲れを「少し休めば大丈夫」と放置していると、知らぬ間に筋肉の緊張が蓄積し、ヘルニアを悪化させやすい身体になります。
✅ 対策:
- お風呂でしっかり温めて筋肉をゆるめる
- 睡眠時間を確保し、身体の回復力を高める
痛みがあるときは早めに整体や専門機関に相談する
よくあるご質問
Q:ヘルニアは自然に治ることもありますか?
症状が軽度であれば、椎間板の飛び出た部分が自然に小さくなる(吸収される)こともあります。
ただしその間、無理を続けていると逆に悪化することもあるため、早めの対応が大切です。
Q:整体はヘルニアに効果がありますか?
整体では椎間板そのものを元に戻すことはできませんが、神経への圧迫を減らす体のバランス調整や、負担の少ない姿勢の習得をサポートすることが可能です。
整体院LifeAwardでは、状態に応じたケアをご提案しています。
まとめ:無意識の動作こそが「再発の原因」に
椎間板ヘルニアは、「これをやれば必ず治る」という正解があるわけではありません。
しかし、悪化を避けるために**「やってはいけないこと」を知っておくことは、確実に回復への近道**になります。
整体院LifeAwardでは、施術だけでなく、日常動作や習慣の改善を含めたトータルなケアを大切にしています。
「また痛くなったらどうしよう…」という不安を少しでも減らすために、今できることから始めてみませんか?